「友だちはまだ多くないのに、メッセージ通数が足りなくなりそう」

LINE公式アカウントを運用していると、こんな不安が出てきます。

通数は、文章の長さではなく、基本的に配信回数 × 配信した友だち数で考えます。ここを知らずに配信を続けると、月末に一斉配信ができなくなったり、必要以上に高いプランへ変更したりしかねません。

この記事では、課金対象になる配信・ならない配信、友だち数別の計算例、管理画面での確認方法、料金プランを見直す目安まで初心者向けに解説します。

LINEのメッセージ通数は「配信回数 × 送った友だち数」

生徒: 1回の配信で文章を3つ送ったら、3通と数えますか?

先生: 同じ配信の中で送る吹き出しは、最大3つまで1回分として扱われます。まずは「何回配信したか」と「何人に届く設定か」で考えましょう。

基本の計算式は次のとおりです。

メッセージ通数 = 配信回数 × 配信対象の友だち数

たとえば、500人へ月4回配信する場合は、500人 × 4回 = 月2,000通です。

課金対象になる配信・ならない配信

種類通数に含まれる?補足
一斉配信含まれる絞り込み配信も対象
ステップ配信含まれる実際に配信された人数分を消費
あいさつメッセージ原則含まれない友だち追加時に自動送信
応答メッセージ原則含まれないキーワード応答など
LINEチャット原則含まれない個別のやり取り

対象は仕様変更されることがあります。運用前には、LINEヤフー for Businessの料金プラン配信マニュアルも確認してください。

3つの吹き出しを送っても「1回分」

1回のメッセージ配信では、最大3つの吹き出しをまとめて設定できます。

たとえば500人へ、次の3つを1回の配信として送った場合です。

  • 1つ目:あいさつと問題提起
  • 2つ目:解決策や事例
  • 3つ目:相談・診断ページへの案内

この場合、500人 × 3通ではなく、基本は500人 × 1回 = 500通です。

ただし、時間を分けて別々に配信すれば、それぞれ1回として数えられます。長文を詰め込むのではなく、読者が自然に読み進められる3つの役割に分けるのがおすすめです。

友だち数別の通数シミュレーション

月4回、全員へ配信する場合を比べてみましょう。

友だち数月4回配信した通数判断の目安
200人800通コミュニケーションプランでは不足
500人2,000通ライトプランの範囲内
1,000人4,000通ライトプランの範囲内
1,500人6,000通ライトプランを超える

大切なのは、友だち数だけでプランを選ばないことです。同じ1,000人でも、月2回なら2,000通、月8回なら8,000通になります。

料金プランを変更する目安

LINE公式アカウントの現行プランは、無料メッセージ数が次のように設定されています。

プラン月額(税込)無料メッセージ数
コミュニケーションプラン0円200通
ライトプラン5,500円5,000通
スタンダードプラン16,500円30,000通

スタンダードプランは、無料メッセージ数を超えた分を追加料金で配信できます。なお、追加メッセージ料金は2026年10月1日から変更予定です。最新条件は必ず公式料金ページで確認してください。

プラン変更は、次の計算をしてから判断します。

来月の見込み通数 = 配信対象者数 × 配信予定回数 + ステップ配信の見込み通数

上限ぎりぎりではなく、キャンペーンや臨時案内を送れる余裕も残しましょう。

現在の使用通数を確認する方法

LINE Official Account Managerでは、請求画面や分析画面からメッセージ通数を確認できます。

  1. LINE Official Account Managerへログインする
  2. 対象アカウントを選ぶ
  3. 「設定」から利用状況・請求に関する画面を開く
  4. 今月の無料メッセージ数と使用数を確認する
  5. 配信結果は「分析」のメッセージ配信でも確認する

配信直後は集計に時間差が出る場合があります。その場の数字だけで判断せず、翌日にも確認すると安心です。詳しい画面は公式の利用状況確認マニュアルを参照してください。

Lステップ・エルメを使うときの注意点

生徒: 外部ツールから送れば、LINE公式アカウントの通数は減らないですか?

先生: いいえ。Lステップやエルメから配信しても、LINE公式アカウント側のメッセージ通数を消費します。

外部ツールを使う場合は、次の2つを別々に確認してください。

  • LINE公式アカウント側の料金プランと残り通数
  • Lステップ・エルメ側の契約プランと配信上限

どちらか一方に余裕があっても、もう一方の上限に達すると予定どおり送れない可能性があります。管理画面ごとに集計の反映時間や表示方法も異なるため、数字が一時的に一致しない場合は、配信履歴と日時を照合しましょう。

月末の通数不足を防ぐ5つの確認

  • 毎月1日に、友だち数と予定配信回数から見込み通数を計算する
  • 一斉配信だけでなく、ステップ配信の通数も含める
  • 月の後半にキャンペーン用の予備通数を残す
  • 全員配信が必要か、対象者を絞れるかを考える
  • 残り通数を週1回確認する

配信数を減らすこと自体が目的ではありません。必要な人へ必要な案内を届け、LINE登録後の個別相談や購入につなげることが目的です。

通数を抑えながら成果につなげる3つの方法

1. 全員配信と絞り込み配信を使い分ける

すべての案内を全員へ送る必要はありません。興味のあるテーマ、アンケート回答、クリック履歴などで対象を分ければ、通数を抑えながら内容の関連性を高められます。

2. 1回の配信を「読む→納得する→行動する」で設計する

3つの吹き出しを、問題提起・解決のヒント・CTAの順に設計します。配信回数を増やさなくても、個別相談や診断への導線を作れます。

3. 配信後の数字まで確認する

送った通数だけでなく、クリック数、LINE内での反応、個別相談の申込数まで確認しましょう。反応の弱い配信を繰り返さず、成果の出たテーマを残すことが、長期的なコスト削減になります。

LINE集客全体の設計は、LINE公式アカウントで集客する方法のまとめもあわせてご覧ください。料金プランの詳しい比較は、LINE公式アカウントの料金プラン解説で整理しています。

まとめ

LINE公式アカウントの通数は、基本的に「配信回数 × 配信対象の友だち数」で考えます。

  • 一斉配信・絞り込み配信・ステップ配信は通数に含まれる
  • あいさつ・応答・LINEチャットは原則として含まれない
  • 1回の配信で最大3吹き出しまで設定できる
  • 外部ツールを使ってもLINE公式アカウント側の通数は消費する
  • プランは友だち数ではなく、月の見込み通数で選ぶ

毎月の通数を先に計算しておけば、「肝心な日に送れない」を防げます。そのうえで、誰に何を届け、どの行動につなげるかを設計していきましょう。